章爺の部屋

大安吉日

大安吉日

大安吉日

A-4
 4)-1
皆さんは縁起を担ぐ方だろうか?
特に 友引 先負 大安 赤口 先勝 仏滅 は
日本人なら多少は気にするだろう。実は私はこれらの
事には大して関心が無かった。 

 

結婚式,葬式,の時ぐらいであとは婆さんがちょっと
使うぐらいにしか思っていなかったのである。
ところが外廻りの営業をするようになってから

 

実は非常に気に掛ける様に変わったのである.
納車先の社長さんがこの日が大安だから 
この日が先勝だからいいとか言うのである私の

 

場合宗教には殆ど興味は無いが現在では
結構自分でも信心深い方では無いかと思っている。
祖父母父母がそうであったからであろう。

 

その後姿を見てきたからであろう 神棚に向かって
手を合わせることに人前をはばからない。
納入先の社長さん方が殆どそうであったからだろうか

 

自分が結構 信心深いことに気付いたからだろうか.
自分を鼓舞し営業成績を上げる為だったのだろうか 
とにかく気にするようになったのである。

 

今でも強烈な印象
を持った 一件の 納車の思い出が有る。

                    ≪    続く    ≫

 

 4)-2
また一つ 敵の牙城を崩し のりに乗っていた頃の
ことである。納車準備が整い 先方の社長さんに
電話を入れた。「社長納車準備ができました。

 

「納車は 何日に致しましょうか?」
社長は「そうだなあ実は今月から出張〔出稼ぎ?〕が多くて 
不在が多いからなあ良い日が殆ど無いなあ 

 

ちょっと待ってくれ」そう言って電話を切った社長は
1時間後位に電話して来て「10日にしてくれ」と
言って来た。そのころ多少は大安等を気にし出していた

 

私は「えー社長いいんですか10日は仏滅ですよ。」
と他の予定が有ることを思い出していた私はしまった
と思いつつ つい言ってしまったのである。

 

と社長いわく「いいんだよ 今月はどうしてもその日しか
空いていないんだよ仏滅でも いい日があるんだよ。
10日に持って来てくれ」と言ったのである。

 

「へえーそうなんだ 仏滅でもいい日があるんだ。
深いんだなあ」ともう一件のキャンセルの事をチラット頭に
浮かべながらも やっとの思いで崩した こちらにとっては

 

今後重要になってくるであろうこのユーザーの社長の
言うことは ここはちょっと無理してでも 聞いておかなければと
思っていた私は社長の声を聞きながら妙に感心していました。
                     ≪    続く    ≫
4)-3
しかし それじゃと 思いかけていた私に社長は追い討ちを
かけてきたのです。「但し 高所作業車は 東南の方角から
持って来て昼の 12時きっかりに会社の門をくぐってくれ」

 

「えー社長12時丁度ですか」「そうだ12時丁度だ。
12時丁度でないとだめだ それ以外の時間はだめだぞ 
それ以外の時間に来たら 受取らないからな」

 

「わかりました社長 一つだけよろしいですか?
社長の社屋の門は確か 東側だと思うのですが 
これは宜しいんですか?」

 

「そうだなあ やっぱりだめだ 丁度社屋の東南方向の
ブロックのダイコン畑の横が空いてるだろう まあほんとは
門でないといけないいんだろうけど まあいいや 

 

あそこから 車を入れてくれ」私はいつもは 営業車で
納車に行くところを その日ばかりは陸送屋さんの運転する
高所作業車の 助手席に乗って行ったのです。

 

私は社長の言われた通りになるべく東南方向からの道を
選ぶ為にわざわざ何kmも遠回りをして11時40分に
会社前に到着し12時丁度に 車幅ギリギリの 

 

ブロックの横から 車を入れたのである。
私はこの事があってから大安吉日を 前より 
大分気にするようになったのである。
              ≪   終り    ≫

 

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